2025.01.31住宅・不動産
「KOHKEN REALTY MONTHLY REPORT マンション編ーマーケットレポート2025年1月号」にて、2024年12月及び年間の首都圏新築分譲マンション市場動向を発表しました。
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【2024年 年間の首都圏分譲マンション市場動向 全体概要】
2024年の供給は1,676物件・27,563戸。3年連続の前年比減。建築費高騰で平均販売戸数は過去最少。
再開発物件が市場を牽引し契約率は5年連続の70%超。価格・坪単価は過去最高値の前年に迫る水準。
■供給戸数:27,563戸。前年(29,277戸)比▲5.9%の減少。3年連続で前年を下回り、過去最少だった2020年(26,964戸)に次ぐ水準に留まった。エリア別では、神奈川県(6,632戸/+3.8%)、千葉県(4,530戸/+12.0%)で増加。一方で、東京23区(10,306戸/▲17.4%)、都下(2,423戸/▲10.1%)、埼玉県(2,985戸/▲7.3%)では減少した。
■契約率:75.1%。5年連続で70%を上回っている。前年(75.8%)比では▲0.7ポイントでほぼ横ばいだった。エリア別では、東京23区(76.2%/+1.5pt)、神奈川県(75.9%/▲2.9pt)、千葉県(76.0%/▲5.3pt)で70%を上回った。一方で、都下(68.1%/▲7.9pt)、埼玉県(68.6%/+2.5pt)では70%を下回った。
■平均価格:7,742万円。前年(7,831万円)に比べ▲1.1%の低下。2年ぶりに前年を下回ったものの、前年に次ぐ高水準となった。エリア別では、埼玉県(5,595万円/+15.4%)、千葉県(5,631万円/+19.8%)で大幅に上昇。都下(5,698万円/+4.1%)、神奈川県(6,565万円/+7.9%)でも上昇した。一方で、東京23区(10,735万円/▲3.7%)では低下した。
■平均面積:66.40㎡。前年(66.10㎡)に比べ+0.5%とほぼ横ばいながら、3年ぶりに拡大した。エリア別では、神奈川県(66.17㎡/+0.6%)、埼玉県(65.33㎡/+0.9%)、千葉県(70.76㎡/+4.2%)で拡大。一方で、東京23区(64.84㎡/▲1.3%)、都下(63.67㎡/▲3.2%)では縮小した。
■平均坪単価:@385.5万円/坪。前年(@391.6万円/坪)に比べ▲1.6%の低下。平均価格同様、2年ぶりに前年を下回ったものの、前年に次ぐ高水準となった。埼玉県(283.1万円/坪/+14.4%)、千葉県(@263.1万円/坪/+15.0%)で大幅に上昇。都下(@295.9万円/坪/+7.6%)、神奈川県(@328.0万円/坪/+7.2%)でも上昇した。他方で、東京23区(@547.3万円/坪/▲2.5%)では低下した。
【2024年12月の首都圏分譲マンション市場動向 全体概要】
12月の供給は183物件・3,444戸。2か月連続の3,000戸超で、当年最多の供給戸数。
大型・大規模物件の新規供給が活発かつ東京湾岸・千葉郊外での継続物件販売が寄与。
■供給戸数:3,444戸。前年同月(2,845戸)に比べ+21.1%の大幅な増加。3か月ぶりに前年同月を上回った。2か月連続で3,000戸を上回り、当年最多の供給戸数となった。エリア別では、東京23区(1,473戸/+15.3%)、埼玉県(340戸/+31.3%)、千葉県(877戸/+145.7%)で大幅に増加。一方で、都下(283戸/▲11.6%)、神奈川県(396戸/▲37.3%)では大幅に減少した。
■契約率:67.2%。7か月ぶりに70%を下回った。前年同月比(73.9%)では▲6.7ポイント低下した。エリア別では、東京23区(83.4%/+13.3pt)で70%を上回った。一方で、都下(50.2%/▲26.1pt)、神奈川県(62.4%/▲19.4pt)、埼玉県(23.1%/▲43.2pt)、千葉県(61.7%/▲15.3pt)では70%を下回った。
■平均価格:8,080万円。前年同月(7,017万円)に比べ+15.1%の大幅な上昇。2か月ぶりに前年同月を上回った。全エリアで上昇。東京23区(11,393万円/+25.3%)、都下(6,177万円/+23.1%)、埼玉県(5,335万円/+24.9%)、千葉県(5,147万円/+14.6%)で大幅に上昇。神奈川県(6,748万円/+5.7%)でも上昇した。
■平均面積:69.14㎡。前年同月(65.74㎡)に比べ+5.2%の拡大。全エリアで拡大した。埼玉県(73.12㎡/+13.7%)で大幅に拡大。東京23区(68.21㎡/+0.4%)、都下(68.69㎡/+9.6%)、神奈川県(66.46㎡/+3.3%)、千葉県(69.76㎡/+8.7%)でも拡大した。
■平均坪単価:@386.3万円/坪。前年同月(@352.8万円/坪)に比べ+9.5%の上昇。平均価格同様、2か月ぶりに前年同月を上回った。全エリアで上昇。東京23区(@552.1万円/坪/+24.8%)、都下(@297.3万円/坪/+12.4%)で大幅な上昇。神奈川県(@335.7万円/坪/+2.4%)、埼玉県(@241.2万円/坪/+9.8%)、千葉県(@243.9万円/坪/+5.4%)でも上昇した。
エリア別概要などの詳細は下記、不動産統計資料ページでもご確認いただけます(随時更新)。
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【マーケットレポート 2025年1月号 その他の掲載内容】
■注目物件頁「オーベルアーバンツ秋葉原」:JR山手線「秋葉原」駅徒歩6分、総戸数85戸。JR山手線ターミナル駅・徒歩6分の「交通利便性」「生活利便性」に加えて「商品性の良さ」も評価され、好調なスタート。
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