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2013年09月

『シェールガス・オイルに関する調査』-注目されるフラクチャリングケミカル市場と石油化学業界への影響-

価格
300,000円(税別)
装丁
160ページ
発行
2013年9月
 

調査概要

<主な掲載内容>
*シェールガス・オイル掘削に使用されるフラクチャリングケミカルの使用状況と今後の見通し
■特に、現在北米のシェールガス・オイル掘削に使用されているフラクチャリングケミカルの実態と環境への影響《北米で使用されているフラクチャリングケミカルの種類別使用量を推定しレポーティング》
*シェールガス・オイルの日本の石油化学業界への影響と今後の見通し
■エチレン、プロピレン、ブタジエン、ベンゼンなどの石油化学原料の需給動向、見通し

 

<内容>
■調査背景
今世紀最大レベルのイノベーションと言われている『シェールガス・オイルの開発』が、米国で2010年頃から急成長している。2000年代に入りまず米国ベンチャーが、水圧破砕、水平掘削の効率的掘削技術を確立し徐々に拡大してきて、その後資源メジャーも参入し、2010年実績で、米国の天然ガスの23%をシェールガスが占めるに至っている。今後もこの傾向は本格化していくものと予測されるが、シェールガス・オイルの掘削事業においては、大量の水と様々な薬品(フラクチャリングケミカル)が使用され、環境問題も表面化してきている。今調査では、北米を中心に、フラクチャリングケミカルの動向、環境問題などの実態、見通しを取材からレポートした。(特に、北米で使用されているフラクチャリングケミカルの種類別使用量を推定しレポーティングした)又、シェールガス・オイルは、前記したような大きなイノベーションになるという見方がある一方、掘削業者が既に倒産した例もあり、本当に将来的に希望が持てるものなのかも、様々な取材からレポートした。
さらに、シェールオイルの採掘も、シェールガスと同様の採掘技術によって、既に軌道に乗ってきており、2011年実績で米国の石油生産の7%に達している。今後これが本格化すれば、米国においては中東などからの原油輸入が減少していく事も予測される。シェールガス・オイルからはエチレン以外の石油化学原料(プロピレン、ブタジェン、ベンゼンなど)を大量に得ることはできないため、今後シェールガス・オイルが活況を呈していった場合、日本の石油化学産業がどのように対応するのか、その方向性についても調査した。
■調査項目
【シェールガス・オイルの掘削事業の概要(水圧破砕、水平掘削)】
1.シェールガス・シェールオイル革命の状況とそれによる影響
(1)北米でのシェールガス・シェールオイルの近年の状況
(2)シェールガスの価格と日本のシェールガス革命からの影響(LNGの輸入)
(3)米国の大手化学メーカーと米国進出メーカーの動き
(4) シェールガス・シェールオイルに使用される掘削関連機器、周辺部材
2.シェールガス掘削による環境問題
3.シェールガス革命の実態への疑問
4.シェールガス・シェールオイルの生産状況と生産予測

 

1.フラクチャリングケミカル
(1)フラクチャリングケミカルの概要
① シェールガス・オイルの採掘事業の概要
② シェールガス・オイル採掘用フラクチャリングケミカルの概況
③ フラクチャリングケミカルのサプライチェーン
(2)個別フラクチャリングケミカル調査
① 添加剤の種類と具体的品目名
② 主に使用されている品目名とその理由
③ 品目別主要メーカーリスト、主力メーカー
④ 品目別市場規模
⑤ 主要品目の価格帯
⑥ 環境への対応で問題になっている品目
⑦ 問題点、改良点
⑧ 代替品の可能性
⑨ 今後の見通し
A.塩酸
B.グアガム
C.カルボキシメチルセルロース
D.ポリアクリルアミド
E.フェノール樹脂
F.グルタルアルデヒド
G.ポリ乳酸(PLA)
H.ポリグリコール酸(PGA)
(3)水処理薬品・材料
2.シェールガス・オイルの石油化学業界への影響と今後の見通し
(1)ナフサ、シェールガス・オイル等から得られる石油化学原料の概要
(2)ナフサ由来石油化学原料とシェールガス由来石油化学原料の今後の棲み分け
(3)石油化学原料の生産動向、今後の見通し
(4)シェールガス・オイルに対する日本の石油化学企業の対応、方向性
(5)主要石油化学原料の動向
A.エチレン
B.プロピレン
C.ブタジエン
D.芳香族炭化水素
E.メタノール
3.参考情報
(1)シェールガス・シェールオイル掘削業者
(2)シェールガス・シェールオイル生産開発事業者
(3)主要190井戸に関する分析
(4)主要190井戸の個表

 

 

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